突然復活のSSアカデミーです。
これは再会試合が始まる前に、SSを書く人の参考になればと思って始めたコーナーだったわけですけども、再会の波に飲まれいつの間にか忘れられたコーナーになっていたわけです。
では、Nと彩菜のSSアカデミー復活編、続きからどうぞ。
これは再会試合が始まる前に、SSを書く人の参考になればと思って始めたコーナーだったわけですけども、再会の波に飲まれいつの間にか忘れられたコーナーになっていたわけです。
では、Nと彩菜のSSアカデミー復活編、続きからどうぞ。
突如復活しましたSSアカデミー司会進行役のNEW WIND管理人Nです。
岩城「アシスタントのレインボー岩城こと岩城彩菜です。」
久し振りかつ突然の復活である今回は”SSが出来上がるまで”と題して、NのSSを書く際のプロセスを公開していきましょうか。
岩城「では今回もぶいっ!とお願いします。」
あいよ。今回は先日公開した 技SS「ツインシュートVSハリケーンミキサー」を例題にしてみましょう。
さてこの話が完成するまでのプロセスですが…ライトオさんの備忘録を読んで技SSを書こうと思いついたのがきっかけ。
岩城「すでに技SSといえば、ライトオさんかseizannさんですからな。」
うん。seizannさんの場合は微妙に違うけどね。
岩城「というと?」
seizannさんの場合は”技絵”SSだから。
岩城「なるほど。確かにそうですな。」
だろ?ということで毎回のようにライトオさんのを意識しながら書いているわけだ。
さて、対抗して「どんな技にしようか?」と考えた結果、大空みぎりシリーズで出しているキャプつば関連の技にすることに決定。
岩城「ドライブシュート、オーバーヘッドキックですな。」
そういうこと。それでコンビ技を書いてみたいなということから、コンビ技の代名詞ともいえるツインシュートに。そしてツインということで双子の村上姉妹が使うことになったわけ。
岩城「書き始めたときのタイトルは『ツインシュート』でしたな。」
そ。まあ、これでツインシュート=村上姉妹という基本方針が決まったのだが、問題は対戦相手なんだよな。
岩城「最初はみぎりにしようとしたんですな?」
そ。まあ、みぎりのパートナーが決まらずにこの案は流れまたわけだけども。
某所の流れをうけてノエルでもよかったけどね。
でも、みぎりとノエルだと話がどう転がるかわからないので、ガタイがある相手ということで、オーガルムの登場。
岩城「これはサービス的な要素でもありますな。」
うん、ヒールファンな水瀬さんたちへのサービスの意味も含まれているわけだ(笑)
岩城「あはは、さすがはボスですなあ。」
さて今回の最初の一文は…
「オラアアアアッツ!」
オーガ朝比奈は高々と千春を持ち上げると、スピンを加えて千春の体を叩きつけた。
というのが公開した文章だったけど、もともとの文章では…
「オラアアアアッツ!」
オーガ朝比奈は高々と千春を持ち上げると、スクラップバスターで叩きつけた。
になっていたんだ。
岩城「技が完成版に比べるとシンプルですな。」
そうだね。デフォルトがスクラップバスターなので間違っていないし問題はなかったのだけど、以前別の話で”フィニッシュバスター”という技を使わせたことを思い出したので、変更したんよ。
岩城「なお”フィニッシュバスター”と聞いてピン!とくる人もいるでしょうけど、この技は某DBのトランクスの技名からとっているそうです。」
まあね。ツインシュートという漫画的な技名から、この技を使いたくなったんだよね。漫画的要素の連動というか
続いてはこのシーンを。
空中でキャッチするとそのままスピンを加えてフィニッシュバスターで叩きつける。
「させるかあああっ!星雲鎖(ネビュラチェーン) !!」
いつのまにかエプロンに戻っていた千秋が、チェーンを朝比奈の足に巻きつけ引き倒す。
岩城「ここも違ったわけですな?」
そうそう。この部分はね、もともとはこんな感じ。
空中でキャッチするとそのままスピンを加えてフィニッシュバスターで叩きつける。
「姉貴っ!!」
エプロンに戻っていた千秋が、チェーンで朝比奈の足を殴りつけた。
岩城「シンプルですな。」
まあね。「どうせならとことん漫画系の技にしよう」という思惑が突如働き、星雲鎖(ネビュラチェーン)にした。
岩城「凶器攻撃に名前をつけるという珍しい発想だったわけですなあ。」
まあね。すでチェーンを巻いたカカト落としにチェーンスパイクってつけていたし、それにやっぱり鎖といえばこれでしょう??
岩城「ちょっと古いっすね。」
まあ、堀川りょう氏はこの星雲鎖(ネビュラチェーン)のセリフだけで一日の収録を終えたというエピソードもあるしね。
岩城「はあ?」
まあそれに反則攻撃でも名前をつけると反則ぽくないという気もしたのでねえ(笑)
ようは、急所攻撃だと反則だと思うけど、マンハッタンドロップは立派な技な気がするよね?
岩城「うーん、うちらは女子なんでよくわからないたとえだけど、言いたいことはわかる気がするっすね。では次ですな?」
ああ、続いてはこのシーン。
「竜巻旋風脚!!」
千秋は素早くリングインし回転数を上げたスピンキックを叩きこんだ。
岩城「ここも当初は単なるスピンキックだったわけですな?」
まあね。どうせなら~というわけだよ(笑)
岩城「遊びすぎでは??」
まあまあ。イメージ的には一回転余計に加えたランニング式スピンキックというところだね。
続いてはこちら。
背後から千春がヒザカックンを仕掛ける。
これは一見ふざけているようにみえるが、体重の重い小鳥遊にとってはかなり危険な技だ。
岩城「ヒザかっくん…」
まあ、この部分は完全に遊び。私はねこの間「広田さくらのDVD」を久し振りに見たんで、なんとなくこういうコミック要素を入れただけ。
岩城「なお、ここでいう広田さくらは元GAEAのプロレスラーの試合DVDですよ。」
それはともかく実際体重が重い人にとってはかなりダメージあるだろうな。
岩城「あはは、小鳥遊さんにはキツイかも。」
「千秋!」
「ねえちゃん!!」
と二人が叫んでツインシュートに行くシーンは、当然 「和夫!」「兄ちゃん!」というあのセリフへのオマージュだね。
岩城「というかモロパクリでは…」
いんや、プロレス的にはありな技だぞ。
そして、最後のハリケーンミキサーとパロスペシャルは完全にノリと勢いだね。
岩城「ちょっとファンタジーすぎませんでした?」
まあ小鳥遊のあの首ならできても不思議ないだろうし。もちろん漫画のように高くはあがるわけもないので、原作では”落ちてくる相手に決める技”なのを”ロープの反動を利用する”形に変えてみた。
なおパロスペシャルは書いてみたかっただけ(笑)
岩城「そういえばインリン様のパロスペシャルは綺麗でしたねえ。」
うんうん。あれだけのプロレスラブを持っている人材を失うのはいたいねえ。
岩城「本当のラブをみ、みつけたから…」
恥ずかしがらずにちゃんといいなよ(笑)
というわけでな私の場合は、このようなノリと勢いと思いつきだけで書いている作品は、書きあげながらこうやってエッセンスを振りかけていく形にしています。
もう一度あの日のように~再会~のような連載作品になると、一度骨組を書きあげてから徐々に膨らませ、肉づけをしていくわけだね。
肉づけしたものをさらに点検し、徐々に深みを与え、描写を手直しする手法ということかな。こういうことをやることによってクオリティを自分なりにあげているつもりだよ(笑)
岩城「あがっているかは知りませんけどな。」
まあ自己満足だけども、その結果読んだ人が楽しんでくれればそれでいいんだよ。
岩城「ふーん、そんなもんすかね~。」
なお15~30分で書きあげる短編の場合は簡単に仕上げているよ。もちろん最後に修正は加えているけども。
岩城「なるほどお。」
まあそんなわけで久々のSSアカデミーでした。
ものを書くのは楽しいので、皆さんも挑戦してみてください。
岩城「では次回もぶいっ!と行きましょう」
次回があればね(笑)
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参考になりました!
結構、待ち望んでいたコーナーだったので復活は嬉しかったです。
次回も楽しみにしています。