この番組(記事は)管理人Nがメイン司会、アシスタントに彩菜ことレインボー岩城を配して展開されるSSの勉強会です。
管理人N自身のレベルアップと、創作の際のヒントになればいいなと思ってはじめたものです。
本人もまだまだ勉強中です。皆さんも一緒にSSを書いてみませんか?
なおこのコーナーでは皆さんからのシチュエーションの提示、質問・疑問などを受け付けております。
次回以降に反映を予定しておりますので、どんどん送ってくださいね。
管理人N自身のレベルアップと、創作の際のヒントになればいいなと思ってはじめたものです。
本人もまだまだ勉強中です。皆さんも一緒にSSを書いてみませんか?
なおこのコーナーでは皆さんからのシチュエーションの提示、質問・疑問などを受け付けております。
次回以降に反映を予定しておりますので、どんどん送ってくださいね。
「今回は「試合SS」についてですな。」
うん、これは重要だよ。何しろレッスルエンジェルスというゲームは、プロレスを扱うゲームだからね。
まあ、日常を描くだけのSSなら別だけど、リプレイを書くのなら必ず触れる必要があるからね。
「なるほど。確かにそうですね。では、今日もよろしくお願いしますっ!」
うん。ひとまずリプレイを書く際に必ずネックになる試合の扱い方についてからにしようかな。
「苦手な人は苦手ですからね。」
そうだね。得手不得手はあると思うけど、苦手なら苦手なりにプロレスを見るなどして勉強して欲しいな。
「いきなりキツイですな。」
まあね。試合にまったく触れないのなら別だけど、試合を書くのならばプロレスを観ないと話にならないでしょう。私も映像をみたりしながら、技のイメージ・試合のイメージを作り上げているからね。
「イメージわかないですからね。」
そう。ゲームそのままを書こうとしたら技と技の間を埋めることができないと難しいよね。
「ですね。」
例えば極端なシーンだけど、こういうケースもあるんだよ。
試合開始早々、エース選手のハイキックが決まり、新人選手が一発で3カウント。試合時間は”2分”
「うわ~厳しいですね。ゲーム上ででた技はハイキック一発なのに2分ですか。」
そう。これをそのまま書くとおかしなことになるよね。
「ですな。これは難しいお題です。」
そういうことで書いてみようか。
「本気ですかっ!」
うん、本気も本気。
「わかりましたっ!やってみます。」
☆岩城が書いた場合☆
「くそっ!」
何をやっても通じずデビューまもない新人の神田幸子はあせっていた。
得意の打撃もすべてかわされ、あるいはガードされ何もさせてもらえない。
「くそおおっ!」
破れかぶれのキックを繰り出したが、そのキックが届く前にエースのハイキックが神田の側頭部を打ち抜いていた。
「どうすかっ?」
いいね。シンプルだけど上手く表現できていると思うよ。
「やった!」
でも、もっとシンプルにできるよ。
☆Nがシンプルにした場合☆
エースへと果敢に挑んでいった新人の神田だったが、何もさせてもらなかった。
エースは余裕で神田の全ての技を受け流し、ハイキック一発で神田をKO。試合時間は2分丁度だった。
こんな感じかな。
「うわ、シンプルですね。」
これでも十分通じる。試合描写には凝っているように見えるNEW WIND編でも、こういう処理はしているからね。
週刊プロレスなどで、試合展開を簡潔にまとめているので、それを参考にするといいだろう。
「なるほど。短くも見せ場を伝えるってことですね。」
そうだな。でもね、 ○エース(2:00 KO)神田× という処理もありだと思うよ。
「なるほど。」
だけど、それだと読んでいて面白くないでしょ?短くてもいいから試合の概要・見所などを伝えられれば十分だと思う。
リプレイというのは『人に見てもらう』ものだから、つまらない書き方は駄目だと思うんだ。
「うーん、なるほどですね。」
話を変えて、では同じ条件で細かく描写してみようか。
「はい!」
☆Nが細かく描写した場合☆
エースは余裕の顔つきで新人の神田をみている。
神田の方は、エースとの対決に「やってやる」という気持ちをあらわにしていた。
「私の打撃はエースにも通じます。」
神田はボクシングをベースにしているだけに、打撃技には自信を持っている。だから私は、あえてエースに指示をした。
「いいか、神田にプロレスの厳しさを教えてやってくれ。打撃だけで頂点を取れないということをわからせてやってくれ。」
「わかったわ。私に任せておいて。」
そういってエースは笑った。
そして…その通りの試合をエースは展開してくれている。
神田が自信を持っていた掌底は全てエースに避けられ、当てることすらできない。
「(いつもなら当たるのにっ)くっ、くそっ!」
必殺のカミソリ掌底を繰り出すが、それも避けられてしまう。いつもは”相手が受けている”ということをわかってくれただろうか。
「このっ!」
神田はついに拳を握ってパンチを繰り出したが、エースはそれすら見切ってしまう。
「こら、神田っ!パンチ、ノーだ!」
レフェリーが神田に注意を与える。
「構わないわよレフェリー。どうせ当りはしないのだから。」
「くっ!」
神田はがむしゃらにパンチを繰り出すが、やはりエースは全て見切ってしまう。
「神田、あなたは確かにいい打撃をしている。でもっ!」
エースは神田のパンチにカウンターでハイキックを打ち込んだ。
「あぐっ…」
神田はこの一撃でヒザから崩れ、ピクリとも動かなかった。
こんな感じかな。
「なるほど。」
もっと細かくできるけど、今回はここまで。説得力を持たせるためにエースと社長の会話と加えてみたよ。本来なら、受けきった上で倒すのがプロレスらしいのだけど、受けずに倒したという設定だからね。
「深いですねえ。」
そうだな。試合描写は難しいけど色々工夫できて楽しいよね。試合についてはまた書いていくつもりだよ。
「お願いしまっす。ところで、このエースって誰ですか?」
「…秘密だ。」
「……考えてないだけっすね?」
Nと彩菜のSSアカデミーでは皆さんからのテーマ投稿や、質問・疑問などを募集しております。どんどん送ってくださいね。
「あっ、逃げた!」
ではまた次回。
「もうっ!……次回も、ぶいっ!といきましょう!」
※参考までに試合描写がいいなと思う人を列記しておきます。
うなぎちゃん、ライトオさん、seizannさん、鷹羽シンさん、Lufさん
他にも数多くいらっしゃいますが、提携先から厳選させていただきました。
それぞれの特徴があるので、比べるのも面白いと思います。
うなぎちゃんはアメプロ、ライトオさんは技描写に、seizannさんは引き込む描写、シンさんはシンプルかつわかりやすい、Lufさんは読めばわかる …という感じです。
人のを見るのもこれも大事な勉強方法だと思います。
うん、これは重要だよ。何しろレッスルエンジェルスというゲームは、プロレスを扱うゲームだからね。
まあ、日常を描くだけのSSなら別だけど、リプレイを書くのなら必ず触れる必要があるからね。
「なるほど。確かにそうですね。では、今日もよろしくお願いしますっ!」
うん。ひとまずリプレイを書く際に必ずネックになる試合の扱い方についてからにしようかな。
「苦手な人は苦手ですからね。」
そうだね。得手不得手はあると思うけど、苦手なら苦手なりにプロレスを見るなどして勉強して欲しいな。
「いきなりキツイですな。」
まあね。試合にまったく触れないのなら別だけど、試合を書くのならばプロレスを観ないと話にならないでしょう。私も映像をみたりしながら、技のイメージ・試合のイメージを作り上げているからね。
「イメージわかないですからね。」
そう。ゲームそのままを書こうとしたら技と技の間を埋めることができないと難しいよね。
「ですね。」
例えば極端なシーンだけど、こういうケースもあるんだよ。
試合開始早々、エース選手のハイキックが決まり、新人選手が一発で3カウント。試合時間は”2分”
「うわ~厳しいですね。ゲーム上ででた技はハイキック一発なのに2分ですか。」
そう。これをそのまま書くとおかしなことになるよね。
「ですな。これは難しいお題です。」
そういうことで書いてみようか。
「本気ですかっ!」
うん、本気も本気。
「わかりましたっ!やってみます。」
☆岩城が書いた場合☆
「くそっ!」
何をやっても通じずデビューまもない新人の神田幸子はあせっていた。
得意の打撃もすべてかわされ、あるいはガードされ何もさせてもらえない。
「くそおおっ!」
破れかぶれのキックを繰り出したが、そのキックが届く前にエースのハイキックが神田の側頭部を打ち抜いていた。
「どうすかっ?」
いいね。シンプルだけど上手く表現できていると思うよ。
「やった!」
でも、もっとシンプルにできるよ。
☆Nがシンプルにした場合☆
エースへと果敢に挑んでいった新人の神田だったが、何もさせてもらなかった。
エースは余裕で神田の全ての技を受け流し、ハイキック一発で神田をKO。試合時間は2分丁度だった。
こんな感じかな。
「うわ、シンプルですね。」
これでも十分通じる。試合描写には凝っているように見えるNEW WIND編でも、こういう処理はしているからね。
週刊プロレスなどで、試合展開を簡潔にまとめているので、それを参考にするといいだろう。
「なるほど。短くも見せ場を伝えるってことですね。」
そうだな。でもね、 ○エース(2:00 KO)神田× という処理もありだと思うよ。
「なるほど。」
だけど、それだと読んでいて面白くないでしょ?短くてもいいから試合の概要・見所などを伝えられれば十分だと思う。
リプレイというのは『人に見てもらう』ものだから、つまらない書き方は駄目だと思うんだ。
「うーん、なるほどですね。」
話を変えて、では同じ条件で細かく描写してみようか。
「はい!」
☆Nが細かく描写した場合☆
エースは余裕の顔つきで新人の神田をみている。
神田の方は、エースとの対決に「やってやる」という気持ちをあらわにしていた。
「私の打撃はエースにも通じます。」
神田はボクシングをベースにしているだけに、打撃技には自信を持っている。だから私は、あえてエースに指示をした。
「いいか、神田にプロレスの厳しさを教えてやってくれ。打撃だけで頂点を取れないということをわからせてやってくれ。」
「わかったわ。私に任せておいて。」
そういってエースは笑った。
そして…その通りの試合をエースは展開してくれている。
神田が自信を持っていた掌底は全てエースに避けられ、当てることすらできない。
「(いつもなら当たるのにっ)くっ、くそっ!」
必殺のカミソリ掌底を繰り出すが、それも避けられてしまう。いつもは”相手が受けている”ということをわかってくれただろうか。
「このっ!」
神田はついに拳を握ってパンチを繰り出したが、エースはそれすら見切ってしまう。
「こら、神田っ!パンチ、ノーだ!」
レフェリーが神田に注意を与える。
「構わないわよレフェリー。どうせ当りはしないのだから。」
「くっ!」
神田はがむしゃらにパンチを繰り出すが、やはりエースは全て見切ってしまう。
「神田、あなたは確かにいい打撃をしている。でもっ!」
エースは神田のパンチにカウンターでハイキックを打ち込んだ。
「あぐっ…」
神田はこの一撃でヒザから崩れ、ピクリとも動かなかった。
こんな感じかな。
「なるほど。」
もっと細かくできるけど、今回はここまで。説得力を持たせるためにエースと社長の会話と加えてみたよ。本来なら、受けきった上で倒すのがプロレスらしいのだけど、受けずに倒したという設定だからね。
「深いですねえ。」
そうだな。試合描写は難しいけど色々工夫できて楽しいよね。試合についてはまた書いていくつもりだよ。
「お願いしまっす。ところで、このエースって誰ですか?」
「…秘密だ。」
「……考えてないだけっすね?」
Nと彩菜のSSアカデミーでは皆さんからのテーマ投稿や、質問・疑問などを募集しております。どんどん送ってくださいね。
「あっ、逃げた!」
ではまた次回。
「もうっ!……次回も、ぶいっ!といきましょう!」
※参考までに試合描写がいいなと思う人を列記しておきます。
うなぎちゃん、ライトオさん、seizannさん、鷹羽シンさん、Lufさん
他にも数多くいらっしゃいますが、提携先から厳選させていただきました。
それぞれの特徴があるので、比べるのも面白いと思います。
うなぎちゃんはアメプロ、ライトオさんは技描写に、seizannさんは引き込む描写、シンさんはシンプルかつわかりやすい、Lufさんは読めばわかる …という感じです。
人のを見るのもこれも大事な勉強方法だと思います。
PR
コメント
Nさん、こんばんわ。
私もSSというにはまだまだですがリプレイを元にした文章を書き始めました。
時期的にも旗揚げを迎えた所なのでこれからは試合描写に力を入れなくてはいけないとおもっておりましたので今回はとても参考になりました。
あと、質問なのですが、選手入団(テスト、スカウト時)特に2P選手の使い方について悩んでおります。
色々とパターンが(1P選手がいない。他団体にいる。自団体にいる。一度引退した選手が2度目以降の登場する際)あるのでここの脳内補完に悩んでいます。アドバイスをいただけたらありがたく思います。宜しくお願い致します。
私もSSというにはまだまだですがリプレイを元にした文章を書き始めました。
時期的にも旗揚げを迎えた所なのでこれからは試合描写に力を入れなくてはいけないとおもっておりましたので今回はとても参考になりました。
あと、質問なのですが、選手入団(テスト、スカウト時)特に2P選手の使い方について悩んでおります。
色々とパターンが(1P選手がいない。他団体にいる。自団体にいる。一度引退した選手が2度目以降の登場する際)あるのでここの脳内補完に悩んでいます。アドバイスをいただけたらありがたく思います。宜しくお願い致します。
自分も2分の試合を書いてみました。試合より、自分のWARSを紹介したかったのでは?と言われると何とも言えない気もしますが、最初は試合を書きたかったんですよw
目を通してくれるとうれしいです。
目を通してくれるとうれしいです。
>アワモさん
試合描写は、書き手のエネルギーと勢い、そして知識が必要だと思います。
自分がのって書いた試合は放つエネルギーが違うと思いますので。
リプレイの場合、ストーリー構築(情景・心の動きなど)か試合描写のどちらかをきっちり書かないと成り立たないと思っています。
アワモさんの知識なら大丈夫だと思いますよ。
>シローさん
サイト開設おめでとうございます。
1P・2Pの処理に関しては、各サイトを見ていただくのが一番だとは思いますが、次回分の記事で書いてみますね。あくまでも個人的な考えだと思ってください。
>正・品さん
確認しました。感想は感想文にて(笑)
難しい題材に挑戦ありがとうございます。
試合描写は、書き手のエネルギーと勢い、そして知識が必要だと思います。
自分がのって書いた試合は放つエネルギーが違うと思いますので。
リプレイの場合、ストーリー構築(情景・心の動きなど)か試合描写のどちらかをきっちり書かないと成り立たないと思っています。
アワモさんの知識なら大丈夫だと思いますよ。
>シローさん
サイト開設おめでとうございます。
1P・2Pの処理に関しては、各サイトを見ていただくのが一番だとは思いますが、次回分の記事で書いてみますね。あくまでも個人的な考えだと思ってください。
>正・品さん
確認しました。感想は感想文にて(笑)
難しい題材に挑戦ありがとうございます。
posted by Nat 2008/04/09 19:13 [ コメントを修正する ]
こんばんわ。
私も2分の試合に挑戦しました。微妙に変化球っぽくなってしまいましたが、自分の中の短時間試合のイメージで書いてみました。
それと、よろしければ「NEW WIND」のリンクをさせて頂いてよろしいでしょうか。
よろしくお願いします。
私も2分の試合に挑戦しました。微妙に変化球っぽくなってしまいましたが、自分の中の短時間試合のイメージで書いてみました。
それと、よろしければ「NEW WIND」のリンクをさせて頂いてよろしいでしょうか。
よろしくお願いします。
試合描写で読み手を引き込むのは書き手の技量と
知識が要りますね。
最近ではうなぎさんの試合描写は
思わず一気に読み進めるだけのパワーがあります。
おいらも見習わなければ・・・
(その前に書く体力・気力が出てこないのが問題だ)